国の借金、増加の一途

2011年末、日本の借金は、国債、借入金、政府短期証券の残高が958兆6385億円となり過去最大を記録しました。これが「日本の借金」です。この金額は国民一人当たりが約750万円の借金を負っている計算になります。

なぜ増加したのか?

借金増加の要因として近年指摘されつづけていたのは、高齢化に伴う社会保障関係費の増加でした。それに加え、昨年の未曾有の大災害、東日本大震災に関わる復興費などのために国債を増発したことも大きな原因となっています。

借金増加で年金に影響が?

国の借金が増えることを身近に考える一つの例を厚生年金で考えてみます。厚生年金の運用は70%弱を日本国債で賄うことを目指しています。しかし、このまま政府が国債を発行し続け、もし、新たなお金を発行して国債の償還にあてるようなことを行うと、お金の作り過ぎにより、日本円はたちまち信用を失い悪性インフレを起こしかねません。インフレが進めば国債の価値が低下し、国債で運用している厚生年金が大きな損害を被り、機能できなくなる可能性があるのです。私たち国民にとって厚生年金の機能不全は大きな脅威であるといえるでしょう。このように厚生年金一つをとっても国の借金が、国民の生活に大きく影響するのです。国の借金は国民の借金であることを忘れてはいけません。